越前漆器 最高級の木製、うるし塗の吸物椀です。 黒塗に色紙老松のデザインが上品に描かれています。 吸物椀の姿、かたちもさることながら、椀は直接口をつけるものですから、そのあたりの良さがまず第一です。 汁を飲みやすい形であること。 手にした時の柔らかな感触は漆の器ならではの楽しみでもあるのです。 越前漆器は1500年の歴史を持ちます。 6世紀当時の天皇に冠の塗り替えを命じられた漆塗の職人が、黒塗の食器を献上したところ、その艶の見事さに深く感銘され 製作を奨励されたのが始まりです 産地の特徴として、木地の挽物は木を縦方向に立木挽きします。 塗りは刷毛の跡やほこりがつかないように仕上げの漆を塗りそのまま乾燥させる花塗の技法が特徴です。 越前漆器は通産省より伝統工芸品の指定を受けています。 うるし塗のお椀といっても、扱い方は、簡単です。 お使いの中性洗剤で、やさしく洗い、柔らかい布で水分を取り、あとは、自然乾燥でOKです。 (※電子レンジ、食洗機等は不可です) サイズは約φ12×10cm(×5客)木箱入りでギフトにも最適です。 仕様は 木製・本堅地・漆塗・手塗・磨き仕上げ 本堅地とは… 漆器の下地の方法で、砥粉(とのこ)等の粉末を練り合わせ、粘土のようにしたもので、漆を混ぜて塗る伝統的な技法です。 磨き仕上げとは… 金蒔絵の絵柄の部分を、さらに磨き光沢を出し再度漆で仕上げる伝統的な技法です。